結論からいうと、初日はセキュリティ設定だけを行い、他はほぼ放置します。初日に重要なのは後から直すのが面倒な設定です。通知、ホーム画面の配置、ストレージの判断は、1週間実際に使った後のほうが上手く決まります。どのアプリを本当に使うか分かるからです。
初日にやる(セキュリティ、この順に)
「後で」が「先にやっておけば」に変わる設定です。
- 「探す」をオンにする。 設定中に「iPhoneを探す」を求められます。はいと答えます。端末を失ったときに取り戻せるか、失われるかの差です。設定 → あなたの名前 → 探す → iPhoneを探す → 「探す」ネットワークをオン。
- 4桁ではなく6桁のパスコードを使う。 4桁は100万通りで、肩越しに覗かれ得ます。6桁はその100万倍です。設定 → Face IDとパスコード → パスコードを変更 → パスコードのオプション。
- Apple Accountの2ファクタ認証をオンにする。 他のApple機器で既にオンなら担保されています。初めてなら今設定します。最も価値の高いセキュリティ手順で、端末を消去できるアカウントを守ります。
- 設定中に既に同意した内容を確認する。 設定中にいくつかの画面があなたに代わって許可を求めます。設定 → プライバシーとセキュリティで確認し、変更できます。
1週間待たせるもの
通知。 設定の流れは全アプリの通知設定を促しますが、その時点でどれが必要か分かりません。1週間後に 設定 → 通知 へ戻り、割に合わずに邪魔してきたアプリをオフにします。本来来るべきものが来ないなら通知が届かない・遅れるを参照してください。
ホーム画面の配置とウィジェット。 どうせ並べ替えます。二度並べるのは無駄な作業です。
ストレージとiCloudのプラン。 実際に何を保存するか見えてから決めます。多くの人は初日に必要以上のiCloud容量を買い、それでも1年後に端末が一杯になります。問題はたいてい何を保存しているかで、プランの大きさではありません。各プランが実際に何を保持するかはiCloudとパソコンのバックアップを参照してください。
電池をいたわる習慣。 設定中にバッテリー充電の最適化をオンにしたら、あとは考えないことです。重要な習慣は単純で、熱を避ける、特に充電中は避ける。充電の儀式は不要です。どの設定が本当に battery 寿命に効くかはiPhoneのバッテリー節約にあります。正直な答えは、思ったより少ないです。
全員に当てはまらない定番の助言
「まず8時間充電する」。 ニッケル電池の名残です。リチウムイオン電池に化成充電は不要で、100%で何時間も置くことのほうが劣化を進めます。使ってください。
「バッテリーアプリやクリーニングアプリを入れる」。 iOSはサードパーティのアプリが他のアプリのメモリや電力を管理することを許可していません。できると称するアプリは、既存設定への再包装か、バックグラウンドで節約すると称する電池を食うプロセスです。
「バックグラウンド設定を全部すぐ切る」。 最も繰り返され最も効果が小さい助言です。バックグラウンドの活動の多くはすでにシステムが制限しており、全部切るとアプリの挙動が悪くなります。メールは遅れ、通知は不安定になり、得られる利得は気づけない程度です。電池を減らしたいなら弱い電波のほうがバックグラウンド更新よりはるかに高くつきます。
「今すべて設定して、もう考えなくて済むようにする」。 設定は据え置かれません。バックアップからの復元、大きな更新、機種変更で中身は変わります。固定する価値があるのはセキュリティ設定で、残りは見直す価値があります。
古い端末を消去する前に
最も高くつく初期設定の失敗は、古い端末を早く消しすぎることです。まず新しい端末を数日使います。電話をかけ、メッセージが届くことを確認し、銀行と認証アプリが動くことを確認し、そのうえで古い端末を消去します。
後に取り戻せないものが2つあります。クラウド同期のない認証アプリのコードと、メッセージを自社サーバーに保持するアプリのチャット履歴です。どちらも古い端末が動いているうちに移す必要があります。何が移り何が決して移らないかの一覧は新しいiPhoneへの移行を参照してください。